2016年05月

一昨日のオバマ大統領の広島訪問。
本当に感動しました。

昨日8時からの『週間ニュース 深読み』で、まずその様子を知りました。

NHKが取材した被爆者 阿部静子(89)さんは、18歳で被爆。
右半身にケロイドが残り、18回も手術をしたそうです。

  私どもが体験したこの苦しみを、世界のどんな立場の人にも、どんな身分の人にも、
  どの国の人にも体験させてはならない。
  苦しみや悲しみや恨みは、全部昇華して静かな気持ちで
  これからの未来を見据えて、
  核兵器のない平和な地球にご指導くださいますように
  そういう心持ちでお迎えしております。

この番組でもインタビューに答えておられましたが、本日の日テレ系『シューイチ』で
日本被団協 坪井 直(91)さんは 
     オバマさんにね、過去にはもう引きずられてはおりません。
  それを乗り越えてきました。
  あなたは資料館を見ました。
  それから私ら一人や二人だったが被爆者の声を聞いたと言われるだろうが
  これからが大事なんですよ。
  時々広島にやってきて色々な人に聞いたり見たり、それを重ねてください。
  と、核兵器廃絶に向けての更なる活躍を、共に頑張ることを願ったという。

森 重昭さん (79)
  自身も被爆者でありながら、長年原爆で亡くなったアメリカ人捕虜を調査し
  遺族に伝える活動をされ、その活動はアメリカでも知られていて、
  そのアメリカ兵の存在を明らかにしてくれたのはあなただったんですよ、
  ということで二人は抱き合った


被爆者の方々が、この70年間、どれほど苦しい思いをされたかを想像し、
そしてその中で、培われた人間性の素晴らしさに、惟惟感動した。

その方たちが、願っておられた、米国大統領の広島訪問。
その願いが実現し、
そして訪問された大統領は、高い理想と道義を心得た方だった。
また、この訪問が実現した背景には、毅然とした態度を取ることのできる
今の日本政府とアメリカ政府の信頼関係もあったはずである。

それぞれの信頼関係を深くゆるぎないものに、さらに積み上げていってもらいたい。
こうした、水をさすことのできない信頼関係がさらに強く深まり、広く広がることが
平和な世の中を作り上げる根本だと、私は信じる。

世の中が、決して一筋縄ではいかないことは承知している。
10人、人がいれば10人の自我がある。
自己主張が羽目をはずせば、やがては混沌となり
欲や嘘、策謀等が顔を覗かせ、限度を超えれば、人間性を見失う可能性が生まれる。

そう、確かに、人間は迷いはするが
それでも、私たち一人ひとりの人間は、
仏性ともいわれ、あるいは心神ともいわれる
尊い宝物を、誰もが持っているのだと思う。

邪が巨大な脅威に育たないように
核兵器という現実の脅威の廃絶に向けて
人と人との絆が紡ぎだす、信頼の感動が
より大きく広く育つことを願ってやみません。

  ※upは30日になりましたが、29日に書いたものです。
   文中の、「一昨日・今日」の表記はそのままにしました。

私は、使い方がいまいち分からないながら、
ツイッターやフェイスブックを使っている。
自分からの発信はなし。
フォローはするので、その為か情報は
例えば「国土交通省さんがツイートしました」等と入ってくる。

その中で、ちょっと興味深い記事を発見!

『するめのよっちゃん#沖縄は日本だ』さん 5月16日
新聞の切り抜き写真が貼り付けてある。

  米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設阻止を目的とした
 「辺野古基金」の運営委員会が29日那覇市内であり、昨年12月に発足した
 「オール沖縄会議」の活動に基金から6千万円を充てることなどを確認した。……
  ……単一組織への支出としては最大規模の額となる。内訳はホームページや
 ソーシャルネットサービス(SNS)の活用などのネット戦略に4千万円を割くほか……
以上の新聞記事写真と、次の文面
 「情報弱者ならまだしもネットも使えて、SNSまでやってる人が、いまだに「辺野古移設
 反対」とか反原発とか、憲法9条守ろうとか、戦争法案とか言ってるのが不思議でならな
 かった。なーんだ、結局お金貰ってネット活動もバイトの一環ね。納得。」

『カナリア』さんからのリツイート 5月18日
 「今見て、笑っちゃいました
 オール沖縄は、自主的ではなく、お金なのですね。
 ご本人達が言ってるのだから、間違いないですね。
 沖縄を思い、自腹で自主的に活動してるよっちゃん達とは違う」


少し興味が沸いてきて、覗いてみることにした。
すると、ライブドアブログもしていらっしゃる。
そこも覗いてみる。
私の抱いていた、沖縄における左翼系新聞等への疑念について
違った立場からの沖縄の人の意見で、スッキリさせられる内容だった。


正直、政治に関わろうとは思っていない。
しかし私は、稚拙、偏っているかもしれないが、政治的発言は行う。
ブログを読んで、よっちゃんさんの真摯な姿勢は、とても好ましく思えた。
フォローという形ではあるが、応援したいと思った。


私は以前のブログ「安全保障についての素人の疑問④」(2015年4月)でもふれたが
沖縄の基地問題にも、関心は寄せていた。
特に東日本大震災においていち早く「トモダチ作戦」を発案し、
被災した人たちを支援して下さったロバート・エルドリッジ博士を解雇に追い込んだ、
左翼系新聞等の行動には、眉をひそめてもいた。
しかし、沖縄の基地問題は沖縄の人たちの問題だから、沖縄の方が
そう思っているのなら、それはそれで致し方ない
日本の防衛意識とは少し離れたところに心があるのだろうか、と
少し残念な思いをしていたのも確かである。

沖縄には、子どもの結婚式出席の為、2年前の7月に一度だけ旅行した。
暑かったが、風が強く、すごしやすかった。
風はずっと吹き続けるらしく、松の木が風の方向に曲がっていて驚いた。
自分の住んでいる土地とは気候風土は 確かに違う。
人の心も違うのだろうか。

梅原猛さんの『誤解された歎異抄』の中、「土着宗教が日本独自の仏教思想を生んだ」に
こんな文があった。

  八世紀の日本の文化が全体として明らかになるにつれ、それは日本の基層の文化ではなく、
 その基層にまだ古い文化があり、それがその後の文化を規定しているのではないかと考えた。
  私は、その基層の文化を縄文文化に見出した。そして縄文文化がどういうものか、一体そ
 の宗教はなんであるか、その世界観はどんなものかを知りたいと思ったが、それを知るすべ
 はなかった。しかしいろいろ思索を重ねた後に私は、この縄文文化が北と南に……、それで、
 アイヌや沖縄の宗教をよく知ることにより、仏教移入以前の日本の土着宗教が理解され、日
 本の基層文化を認識できるのではないかと考えた。
  …沖縄社会ととアイヌ社会に強く残っていて、縄文時代以来の日本人の世界観であり、
 しかも現在の日本人の世界観にすら多少の名残をとどめている世界観は…
 …人間の魂は、死ねば肉体を離れてあの世にいくが、あの世は天の彼方にあり、そこでは先
 にあの世に来たご先祖様が待っているのである。あの世というのは地獄と極楽の区別は
 あまりこの世と変わらない。そこで人々は、家族単位でこの世とあまり変わらない生活をし
 ている。人間があの世に到達すると、そのご先祖様が「よく来た」といって出迎えられるそ
 うである…

40年以上も前の本だが、これを読んで、沖縄が身近に感じられた。
そして、『するめのよっちゃん#沖縄は日本だ』さんのブログを読んで、
沖縄には間違いなく、日本という運命共同体に共通する心がある、と感じられた。


『するめのよっちゃん#沖縄は日本だ』さん
頑張って下さい。
応援しています。


※この度の、アメリカ軍属の男が沖縄県うるま市の女性会社員の遺体を遺棄した疑いで逮捕された
 事件、とても悲しく残念に思います。オバマ大統領の広島訪問の前というのも残念です。
 ただ、この事件と、沖縄に基地はいらない、という意見を結び付けないでほしいと願っています。  


ベッキーさん、『金スマ』出演、まずまずの軟着陸だったようですね。

いや、軟着陸では、ちょっと意味がちがいますか。

Weblio辞書 三省堂大辞林で 【軟着陸】を調べてみると、その二番目の意味として
「決着を強引にはかるのではなく,根回しを十分に行なって慎重に事を進めること。」
とある。

Yahooニュースから行き着いた、『スポニチアネックス』の記事によると、
 「金スマに出演し復帰への第一歩を踏み出す手順の中で、ベッキー側が“おろそかにしたこと”
 があった。関係者によると「根回し」だ。金スマ以外の番組の関係者は11日、ベッキーがす
 でに先月30日に金スマの極秘収録を済ませていたことを報道で知った。ベッキー側から報告
 がなく残念がっている。」「完全復帰にはもうしばらく時間がかかりそうだ。」とのこと。


しかしそもそも、この騒動はいったいどういうことなのか。
何故、不倫騒動で、これほどの大騒ぎになるのだろうか。
もちろん、不倫が社会的にヒンシュクを買う行為であることは間違いなない。
事情はともかく、相手の家庭、配偶者に与える苦しみは計り知れない。
ベッキーはタレントとしての知名度も高いし、レギュラー出演も多かった。
影響力が大であることは間違いない。


しかし、それでもなお、何故、と思う。

スポニチアネックスの記事をさらに見てみると
 「インターネット上などでは一定の評価をする意見が目立った。
 『気持ちが理解できた』など、騒動当初に比べ好意的な見方が増えた印象だ」とある。

つまり、このインターネット上の声が、今の世の中を左右している。
ではこの声は誰が発しているのか。
少なくとも、この件に関して、私自身は
ベッキーにこれほどの社会的制裁や反省を求めはしない。

さらに、スポニチアネックスの記事を読むと
 「14日に行った本紙の公式サイトのアンケート(回答1099件)では…」
とあるので、こうした調査も、良きにつけ悪しきにつけ、影響を与えるのであろう。

怖い世の中である。
何者かわからない大勢の声が
しかも、大抵の場合、直接の被害や、正確な事情の理解は全くなく
報道で知った後の気分や印象が原因となって、世の中が動かされていく。

もちろんこんなことは今に始まったことではない。
誹謗中傷なんて言葉は、大昔からある言葉だ。
しかし、インターネットが普及した今だからこそ
私たちは、自分の心の声が、世の中に及ぼす影響を深く考えなければならないと思う。
一人の女性を、ここまで追い込んだことの悪度さに気づいてもよいのではないだろうか。

さらに思うのは、喧嘩両成敗ということである。
妻の側は一般人だろうし、別に事情の事細かいことまで知りたいとも思わない。
しかし、おかしくないですか。
世の中が、みんな同じ方向に向かって動くなんて。


まあ、ベッキーさん個人は、人生の大事な勉強をしたと思います。
彼女の人間としての、これからの成長を楽しみにしています。

同じ週刊誌が原因の甘利元大臣も、事務所の問題が片付いて良かったと思います。
でも、あの時点での辞任は、支持者ではありませんが、悔しかった。


インターネットを利用するが、あまり詳しくない人間としては
ただ
世の中を、
変な方向に動かす手助けだけはしたくない、そう思います。

やはり、トランプ氏、気になりますね。

米大統領選の共和党候補者指名争いで、
同党の指名を獲得することが確実な情勢となった、とのこと。

一方、米民主党の大統領候補者指名が確実なヒラリー・クリントン氏は
国務長官在任中の公務に私的な電子メールアカウントを使っていた問題で
今後数週間内にFBIの事情聴取を受ける見通し、とか。


なんだか、とても不安な雲行きですね。

でも、これはアメリカのこと。
大統領を選ぶのは、アメリカの人たち。


では、日本はどうなんでしょう。

もし、トランプ氏がアメリカ大統領に選出されて
「米軍が日本防衛のために支出している国防費の全額負担を求める」
等と、本当に言われたときのことを
具体的に考えているんでしょうか。


私の素人考えでは、与党や、おおさか維新の会では、交渉できると思うんですね。

何故って、国の安全の為の防衛問題について、
自信・確信を持って『必要』と言えるじゃないですか。

その確信が有れば、どんな状況になっても、あなた任せにはしないと思うからです。

トランプ氏が、どんな無理を言っても交渉できる。
最終的に、自国だけで防衛せざるを得なければ、『そうする!』と言える。
それを言う覚悟があれば、
アメリカだって、同盟関係によって、決して不利益だけでなく
メリットがあるんだから、それを考えれば
交渉の余地はあるはずですから。


問題なのは、やたらと先祖がえりしかけている民進党と共産党等左翼系の人たち。
『違憲』とか『集団的自衛権の限定的な行使容認を批判』とか
『安保法廃止』とか言っている人たち

これを機に、国の安全について真剣に考えていただきたいものです。

なんだか「安保法廃止」で政治団体設立して参院選出馬する学者の方もいる様子!

学者先生の理論も大切ですが、理論で国民を守ることができるのでしょうか。
現実的に、安全保障の為の必要な手段が違憲であるのなら
そんな捻じ曲がった現実なら、
いずれ改めるべき事も必要となるのかもしれません。
その時は、学者先生も交えて議論すべきなのでしょう。


私は、戦争の起きない平和な世の中を作るために
人の心が何より大切だと思っていますが

それ以前の問題として、
自分の命を守る、自分の国を守る、尊厳を守る、
という自覚が無ければ、それは
自分の存在否定であり、
それが諸悪の根源になり得ると考えます。

近所の幼馴染である、同級生が亡くなって2ヶ月が過ぎた。

連休中、息子さんが二人で訪ねて来てくれた。
二人共遠方に住んでいるが
お父さんのお参りに帰ってこられたのだろう。

我が家に訪ねて来てくれた理由は
生前、お父さんから頼まれた事をはたすためだった。


実は昨年の春だったか、
同級生宅の畑の木が、我が家に通じる電話線まで伸びていたので
体調が良い時、切ってあげよう、と言ってくれていた。
その後、夏が過ぎ、冬になって、
木にまとわりつく葛も枯れて落ち着き、忘れていたのだった。

それを亡くなる前に、息子さんに頼んだというのだ。

とても気のつく、地区の世話もよくする人物だった。
本当に、多くの人がお世話になった。 
しかし、驚いた。
そんなことまで、頼んでいたとは。

気にしてくれた同級生にも感謝だが
お父さんの願いを実行するために、
それぞれ別の地で働いている二人が休みの日に時間を作り
労力を尽くしてくれた事に感激した。

おそらく、これだけではなかろう。
家族の事、近所の事、いろいろ考えて整理し
頼まなければならないこと、片付けなければならないことを
伝えていったのだろうと思う。



私も、同級生として、考えてしまう。
はたして自分にできるだろうか。

自分が死んだ後のことを考えて、
家族やご近所が、困らないように、迷惑が及ばないように
手配することは、考えもつかない。

少しは考えてみるが、
夫や息子たちに何を頼んだら良いのだろう。
頼むより前に、しておくことは何だろう。 
能天気な私は、今は無理、と思考が停止してしまう。
いやいや、もうよそう。
また、思い立ったとき考えよう。
そうこうしているうちにポックリなんてこともないとも限らないのだか…


しかし、誰かが亡くなっても、それで終わりではなくて
たとえそこに住んでいる人がいなくても、
残された人との繋がりができて思いやりが通じ合う

素晴らしい例をみせて戴いた、と
ほのぼのとした気分になった。


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